リスニングを鍛える(あなたのシャドーイング、間違っていませんか?)

皆さん、元気ですか?

久しぶりの更新になってしまい申し訳ありませんでした。

 

ただサボっていたわけでもなく、人生初のゴルフラウンドがあり、それに向けて準備していたのです。それが無事に終わりまして、また本格的にブログを再開していきたいと思います。

 

さてさて、本日は後程、オンライン英会話の日々の反省は書くとして、リスニングとそれに関連したシャドーイングについて書きたいと思います。

 

f:id:dendou_dalio2:20180527123239j:plain

 

リスニングとそれを鍛える方法のシャドーイングについて、社長が海外出張の時に通訳として同行するほど、社内で英語が上手いと評判の先輩にアドバイス頂いた時の話です。

 

シャドーイングなんて知ってるよ。聞いた英語をそのまま発音することでしょ?」と思っている方!

私もそう思っていたのですが、それは全然違うのです。以下、簡単にその時の会話を再現したいと思います。

 

(本番前の練習として、来客向けの英語のプレゼン&質疑応答を、社内で英語が出来ると評判の先輩Sさんに見てもらった後というシュチュエーションです。プレゼンした後に、Sさんに英語で質問をいくつかしてもらいそれに答えるという練習をしました。)

 

Sさん:「プレゼンは発音もまあまあだし、変な表現もなかったよ。ただし、質疑応答が不自然というか、単純な質問には回答できているけど、内容に深く突っ込んだ質問に対してはひどく表面的な回答しかできていないという印象を受けた。そもそも、最後のほうは質問の意味を完璧に理解できてた?」

 

ダリオ:「最初の、”この組織の役割はなんですか?”とか、”この分析を用いた具体的な例はありますか?”みたいな、質問は完璧に分かったんですけど、最後の方の”御社のシステムと弊社のシステムの違いは…で、その違いから…で、その結果として…だよね?”みたい最後の方の質問は50%くらいしかわかりませんでした」

 

Sさん「やっぱり…。だから、”その違いに関しては、ユーザーの好みによるところが大きいので、簡単に言い切るのは難しいと思います”みたいな、何にも答えていない回答になるんだよ 笑」

 

ダリオ:「すいません…。単純にざっくり意味のわかる質問は怖くないのですが、なにか詳細に質問されると100%聞き取れているわけではないので、不安になって表面的な回答で逃げてしまうんですよね。原因は100%聞き取れていないという不安だと思うのですが、Sさんはそんな不安ありませんか?」

 

Sさん:「100%は俺も聞き取れていないよ。でも、どんな相手でも80%~90%は確実にわかる。残りの10~20%は推測になるけど、ここの10~20%が間違っている可能性はかなり低いし、万が一間違っていたとしても、その後の会話の流れや相手の反応から確実に気付いて修正することができると思うよ。おそらく、全体的にダリオは50%くらいしか聞き取れていないのでは?簡単な質問は同じような質問を何度も受けてきたから50%の手がかりでも推測できるんじゃないけど、詳細な質問は過去の蓄積がないから50%程度聞き取れた程度では太刀打ちできないのでは?」

 

ダリオ:「そうかもしれないです…。50%から80%まで、聞き取る力をあげるにはどうすればいいんですか?」

 

 Sさん:「シャドーイングとかおすすめだよ。」

 

ダリオ:「ああ、シャドーイングですね。自分も前にやっていたのですが、リスニングにはあんまり成果がないのでやめてしまいました。英語のリズムを身に着けるという意味では効果があったと思いますが、リスニングに関係ありますかね?」

 

Sさん:「あっ、そうなの!効果あると思うけどな。ちなみに何をシャドーイングしてた?」

 

ダリオ:「CNNとかのニュースですね。駅までの道のりをシャドーイングしながら通勤してました。」

 

Sさん:「CNNとか、スクリプトあるの?」

 

ダリオ:「ないです。聞いて聞こえたまま、なんとなくそれっぽく発音してました。」

 

Sさん:「それ意味ないぞ(笑)。シャドーイングは基本、100%聞き取って、それを発音するんだよ。聞いてみて、わからない箇所はスクリプトで確認する必要があるから、スクリプトは必須なんだわ。」

 

ダリオ:「毎日、別のニュースの動画を聞いて、それをそれっぽく発音してだけでした!」

 

Sさん:「うん違うね。シャドーイングは、聞いたことを文字起こしできるくらい一語一句聞き取って、それを実際に口に出してみることなんだよ。文字起こししてたら時間がかかるけど、口で言うだけなら時間がかからないし、実際に口に出してみるとここの個所は言いにくいな…というのがわかって、自分の発音の弱点も分かるし、一石二鳥なんだ。

 

ダリオ:「(英語のできる人はそんな風にシャドーイングを捉えていたのか…)ありがとうございます。めちゃくちゃ参考になりました!」

という会話をしました。

(※当然ですが、会話内容は一部アレンジしました)

 

この話のポイントをまとめると、3点です。

(1)英語を流して聞いて、そのままなんとなく発音しているシャドーイングは間違い!

(2)本当のシャドーイングは一語一句を100%聞き取る。(分からないとこはスクリプトで確認する)

(3)発音する際は、言いにくい箇所を確認して、自分のスピーキングの弱点を確認する

 

 誤ったシャドーイングで時間を無駄にすることなく、本当のシャドーイングで効率的にリスニング力とスピーキング力をあげましょう!

それではまた!