”武器としての会計思考力”という会計の本が面白い件
皆さん、元気ですか?
オンライン英会話は、現在、会社の福利厚生期間の切り替え期のため、現在お休み中です。なので、英会話ネタがありません…。
6月下旬には復活しますので、よろしくお願いいたします。
そこで、今回は、最近読んだおススメの本について書きたいと思います。
私、大学で専攻が会計学でした。また、現在の仕事でも会計をよく使っています。
そのため、これまで会計に関する本は簡単なものを含めると20~30冊は読んでいますが、久々に会計に関係する本で面白い本を見つけましたので、今回の記事では皆さんにご紹介したいと思います。
今回、おススメする本は、”武器としての会計思考力”という本です。
この本の何が素晴らしいかというと、「バランス」と「事例の出し方」ですね。
以下、その2点について解説したいと思います。
「バランス」について
大学の教授が書いた本は、傾向として会計の考え方・思想、用語の解説の分量が多くて、本当に書いて欲しい会計の考え方の部分は参考になるのですが、ビジネスの現場で役に立つかというと役には立ちにくいです…。おそらく、頑張って理解しても、これをどう実際のビジネスに活かせばいいの?という感じになると思います。
一方で、税理士さん、コンサルティング会社の方が書いた本は、傾向として実例は沢山あるので、実際のビジネスにはすぐに使用できることが多いのですが、本当に役に立つ会計学の考え方の記述が少なくなってしまいがちです。
ところが、この本は筆者の方がコンサルティング会社の勤務経験があり、かつ大学院で会計学の博士号を取得されているためなのか、重要な会計学の考え方はしっかりと押さえつつ、ビジネスで役に立つ事例も豊富に記載されており、そのバランスが素晴らしいのです。
「事例の出し方」について
続いて、二つ目のの事例の出し方です
この本で素晴らしいのは会社の財務諸表を紹介する時に必ず、図表化しているのです。
この図表化により各社の財務の特徴が一目でわかります。ある程度、会計知識のある方ならこの図表を見るだけでも、楽しめるはずです。
また、これまでの会計の本でありがちなキリンとアサヒの比較など同業他社の比較が多いのですが、この本ではネット企業から重厚長大とされる鉄鋼業界まで幅広く扱っており、本書を通して業界ごとの差異がわかるのが面白いです。
他にも、ウォーターフォールチャートという図表も用いてキャッシュフロー計算書を解説しているのですが、この図表のおかげで、大学教授の本では長々と解説している概念が直感的かつ短いページ数で理解することができます。
詳細な事例はここに書きませんが、この「バランス」と「事例の出し方」をぜひ、本書を購入して読んでみて下さい。今、書店にいくと30冊以上の会計に関する本があると思いますが、この本が一番おススメです。この本が2,000円以下で購入できるとは本当にお得です!
本日はここまでです。
長文を読んで頂いてありがとうございました。また、皆さんにおススメしたい本があったら書きたいと思います。